WEB+DB Press読書会を開催してみたよ
どうも書くネタがあるのにサボり癖が絶賛発動中の筆者take2です。
先日、WEB+DB Press読書会を実験的に開催してみましたので、それにまつわる知見をまとめます。
イベントはこちら
WEB+DB PRESS Vol.103をみんなで読む会 #0@福岡
https://yurutto-it.connpass.com/event/79654/
筆者の読書スキル
筆者は読書が苦手です。
センター試験も現代文パートに6~7割の時間をかけ、古文漢文パートを超絶スピード(直感)で解く人間です。
なんせ
・読むのが遅い。
・目で読んで耳から内容が出て行くから、読み直しが多い。
・横になって寝ながら読むから、途中でどこまで読んだか判らなくなる。
こんな状態です。
ほぼ、のび太である。
引用:ドラえもん32巻
そんな一方で、技術書は経費で買っているので積むわ積むわの本の山…
orz
なぜ開催したのか
そんなわけで気付けばWEB+DB PRESSも数冊積んでいる状態…
「これはいかん」というわけで色々考えました。
そこで思い出したのが、子供の頃に見たドラえもんの「人間ブックカバー」という話
概要は以下の通りである。
“マンガしか読まない子供が多いことを嘆く先生は、みんなをもっと活字に親しませるため、本を読んでの感想文を書くことを宿題に出した。
字ばかりの本など持っていないのび太だがとりあえずしずかから本を借りてきていた。
しかし拒否反応を示すのび太は1ページも読まずに眠りこけてしまい、ドラえもんに泣きついてしまう。
ドラえもんは人間を本に変えてしまう「人間ブックカバー」を出した。
本を「読む」よりも「聞く」方が楽だからである。“
引用:http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/6159/d-27.html
そう、「自分で読むのが嫌なら、人に読んでもらえばいいじゃない」というダメ人間の発想である。
イベント告知~雑誌発売まで
02/14にイベントページを作成し告知
02/24に雑誌発売
02/28に開催
というスケジュールだったんですが、いざイベント公開して告知するも…
「びっくりするくらい誰ものってこなかった」
引用:ギャグマンガ日和
普段40名以上応募のイベントを開催している俺だぞ…(( ;゚Д゚))ブルブル
(注:登壇者の皆様と登壇内容のおかげです。ありがとうございます。)
と、普段のイベントとのギャップで泣きそうになりながら、本番までに参加したイベントで色々告知をするもあまり響かず…
結果6名申し込みの、キャンセル2名で参加は4名
雑誌発売~イベント開催まで
普段は紙の方で買ってるのですが、今回は電子版(pdf)にしました。
[紙版の特徴]
メリット:楽天ブックスとか上手く使えばポイントが100円分くらい付く
デメリット:届くまで時間がかかる
[電子版(pdf)の特徴]
メリット:すぐ手元に届き、ソースコード類のコピペができるので実際に動かすときに超絶楽だし、プロジェクタ投影ができる。
(なおコピペで油断すると改行が半角スペースになっており、エラーが起きる)
デメリット:作業系のパートをやって時間がかかると、ディスプレイがオフになり画面ロックがかかる。
なお、今回は主催者だし、ざっとだけでも目を通すかと思い、目を通したところ。
「あれ?今回の範囲(脆弱性の見つけ方・防ぎ方)って実際に動かさないと判らなくね?」
となったので、事前に読んで諸々インストールをして実践することに…
お気づきでしょうか?
この時点で本末転倒な状態になっていることに!!
いざ開催
当日は天気が大荒れでしたが、無事参加者の方々は来てくれました。
いざ開催してみると5人くらいで丁度いい規模感でした。
多くても最大10人くらいが良さそうな感じでした。
流れとしては、最初に軽く自己紹介をして、0.5ページ位ずつ交代で読み進めて行く感じです。
時間配分は1時間読んで、10分休憩して、また1時間読むという構成。
当日の読書範囲は「体験!脆弱性の見つけ方&ふさぎ方」の部分でした。
結果、10ページ~27ページを読みながら、必要そうなところで実演を入れて行きました。
以下はやってみて良かった点と課題です。
[やってみた良かった点]
・音読するので読み飛ばしが無い(でも、ぼーっとしちゃダメだよ)
・読み方のわからない部分、判らないワードや分かりづらい部分を聞くことができる
・実際に手を動かさないといけない所を誰かがやってくれる
[課題]
・WindowsやMacでのインストール方法とかDockerやVagrantでのセットアップ方法とかも読むの?
・ソースコードの部分とか読むの?
・図・表の参照はどうするの?
・開催頻度どうするの?
と言った感じ。
今回の読む範囲がvol96のSwift3開発最前線とかになると「swiftの歴史的な経緯が分かる人」が欲しかったり、参加者によっては内容自体どうもピンとこないと言った具合になるんだろうなぁ…
反省ポイント
・なぜ人が集まらなかったのか?
=> 普段勉強会で仲良くしてもらっている方々は自分で必要な所を勝手に読む勢である可能性が高いので、売り込み方を考える必要がありそう。
・WindowsやMacでのインストール方法とかDockerやVagrantでのセットアップ方法とかも読むの?
=> ここは会の趣旨をどうするかによるけど、ある程度省いて良いかも。
・ソースコードの部分とか読むの?
=> 何をやってるか解説する枠があっても良いかも。
・図・表の参照はどうするの?
=> こっちも何をやってるか解説する枠があっても良いかも。
・振り返りポイントの設定
=> わからない点などをディスカッションするタイミングが不明確だったので、明確化した方が良さそう。
・各回読む範囲をざっくり決めて、全体の進行・講師役な人を用意した方が安定しそう。
=> その人だけは予習をしておいて、各種解説・実演ができるように準備する。代わりに音読不要とか?
・今後の開催頻度はどうするか?
=> 個人的に1週間に1回くらいでやりたいけど、参加される方々のスケジュールを考えると2週間に1回が現実的な所。そうなってくると、さっさと自分で読むという人も出て来そうだなぁという懸念もある。
・せっかくGMOペパボさんで開催したので、寄稿者の方がいる場合は色々おねだりした方が良いよね
=> 次回以降、余裕を持って予習をして色々良い感じにしよう。
今後の開催方針について
事前に以下のような役割を決める。
全体の進行・講師役:筆者
[仕事内容]
・タイムキーパー
・事前の予習
・実演準備
・1人が読む範囲・読む箇所の指定
・ディスカッションを行うポイントの設定
・サンプルコードの解説
・図・表の解説
参加者
[仕事内容]
・本の音読
・わからないポイントをその場で自由に言う
とりあえずは2週間後の3/15(木)にWEB+DB PRESS Vol.103をみんなで読む会 #0.1@福岡を開催します。
特集1体験!脆弱性の見つけ方&ふさぎ方の第4章(p28~)を読み進めたいと思います。
ここでベースの形を作って、運営メンバー募って、ゆるっとIT交流会から派生させたいですね。
またvol104以降の読書会をする場合は、発売した2週間後からの開催としたいと思います。