【会社のお話編】ITで釣りを優しくする「ウミーベ」さんを訪問
去年の12月、「ツリホウ」、「ツリバカメラ」といったWEBサービス・アプリを運営している「ウミーベ株式会社」さんを訪問して来ました!
URL:https://umee.be/
beドメインとかあるんですねー
URLもオシャレです!
オフィスの場所は?
オフィスは福岡市西区の今宿にあります。
初めて西新より西側に行きましたが、田舎感が溢れますね…
駅を降りて海側に歩いていくとオフィスビルが見えてきます。
GoogleMapで見ると、さも海側の細道に入口があるように見えますが、入口は手前の道路になります。
入口が判らず軽く迷子になりましたが、おかげで海の写真はバッチリ撮れました。
今回話をしてくれた方々
Shota Nagasakiさん(Niaさん)
ウミーベ株式会社のCTO。
何でもするけど基本はサーバーサイドの人らしいです。 一見クールですが凄く技術に対して熱い方。 |
渋田 達也さん
ウミーベ株式会社のテックリード。
バックエンドもフロントエンドも熟すwebのエンジニア。 福岡のITサークル「chibi-developer」の主催の一人。 |
ウミーベってどんな会社なんですか?
– Niaさん
ウミーベは「釣りという体験をデザインする会社」です。
「釣り」と「IT」と「デザイン」の3つを柱に掲げていますが、会社の本質はデザインです。
ここでいうデザインは「グラフィックデザイン」や「工業デザイン」ではなく、「ユーザーにとっての『釣りというレジャーそのもの』を再設計する」という意味で、つまりUXデザインですね。
– take2(筆者)
今ある釣りの体験自体がそもそも本当に正しいのかというレベルで考えているということですか?
– Niaさん
そうですね。正しさというより楽しさが主軸ではありますが。
その手段としてITを使っているだけです。だから、ウミーべはIT企業ではないと考えています。
– take2(筆者)
世間的にIT企業と見られている企業で、エンジニアがそう言えるってカッコいいですね!
ちなみに、今何人くらいいるんですか?
– Niaさん
メインは正社員10人と役員ですね。
あと、アルバイトはいっぱいいます。
– take2(筆者)
フリーランスの人とかはいるんですか?
– Niaさん
外注でお願いするときはあります。
それは個々のプロダクトを作る時に必要に応じて、という感じですね。
– take2(筆者)
どんな仕事があるんですか?
– Niaさん
メインはツリホウとツリバカメラの2つになります。
[補足]ツリホウ
月間200万回以上閲覧されている、国内最大級の釣りの総合情報サイト
URL:http://tsuriho.com/
[補足]ツリバカメラ
釣った魚を共有して釣り人同士で交流できる、スマートフォンアプリ。
URL:https://tsuriba.camera/
– take2(筆者)
フィッシュソープはどうなんですか?
[補足]フィッシュソープ
魚に触れたあとの「臭い」や「ぬめり」に効果的なハンドソープ。
2017年にリリースされメディアやSNSで話題になりました。
URL:https://soap.fish/
– Niaさん
フィッシュソープはそんなに人数を割いていなくて、代表が主導して、デザイナー一人と営業一人で動いています。
製品の製造とかは全部外注になるので、やっていたのは商品のプロデュースに近いですね。
– 渋田さん
僕も最初にサイトを作るということで関わってましたが、作ってからはほぼ関わっていないです。
– take2(筆者)
各サービスの中にエンジニア、営業、デザイナーさんがいる感じですか?
– Niaさん
あとは編集者とライターもいますね。
記事は社外からの寄稿もあるし、アルバイトの子に書いてもらったりもするので、全部が全部社内で作られているわけではないです。
– take2(筆者)
ライターや編集者が社内にいるというのは少し意外ですね。
– 渋田さん
社内にライターさんや編集がいると、そのノウハウが溜まっていきます。
あとは誰かが見ておかないと品質を担保できないというのもあります。
– Niaさん
そういった理由で、編集者は会社に必要だと思っています。
– take2(筆者)
なるほど。
では、エンジニアは今何人いるんですか?
– Niaさん
今は6人ですね。
– take2(筆者)
みなさん、フロントやバックからアプリまで何でもやるタイプのエンジニアなんですか?
– 渋田さん
いや、何でもやる系のエンジニアはここ2人ですね。
– Niaさん
iOSが一人、androidが一人、僕達みたいに全部を見れるようになろうっていうエンジニアが一人、WEBのフロントが一人、何でもやるのが僕たち2人ですね。
僕はサーバーエンジニアとして入社したんですけど、CTOになったので必然的に。
もともと自分の領域を選ばないようにしてきたのはもちろんありますけど。
– 渋田さん
僕は一応、フロントエンドエンジニアということで入社しました。
でも、フロントの開発は2017年の6月から本格的になりました。
それまではサイト作ったりやバックエンドのマイクロサービスを作ったりしてました(入社は2016年)。
人数が少ないと仕方ないですよね。
– Niaさん
結局何でもやりますよね。
– take2(筆者)
人数が少ないと、判らないからって他に任せられないですよね。
– Niaさん
それもあるし、
使う言語や作るものが違っても、本質的にやることって変わらないじゃないですか?
アプリ作るにしろ、サーバー作るにしろ、周辺環境は変わるけど、物を作るという本質は変わらないし、「問題があって、それをどう解決するか」をずっと考えていくわけですから。
– take2(筆者)
カッコいい…
入社の経緯とか
– take2(筆者)
どうして福岡かつ、今宿の海沿いなんですか?
– Niaさん
わからない(笑)
僕がきた時からここにあったので。
[補足資料いただきました!]
福岡の、郊外の、海辺でスタートアップを立ち上げるという選択肢。
URL:https://www.wantedly.com/companies/umeebe/employee_interviews/33581
– take2(筆者)
では、どういう経緯で入社することにされたんですか?
– Niaさん
僕とカズさん(社長)はそもそも、カズさんが東京にいた時から知り合いなんです。
僕は福岡出身で、ちょいちょい東京に行ってる時期があって、その時にカズさんがPictathonを主催していて、それに出てたりしたんですね。
[補足]カズワタベさん
ウミーベの社長さん。筆者は昔awabarで遭遇したことがある。
[補足]Pictathon(ピクタソン)
http://pictathon.org/
ピクトグラムのハッカソン
テーマに沿ったピクトグラムを作って、作品の完成度が高いか競うみたいなイベント
当時はそんなに強いコネがあったわけじゃなくて、顔見知りくらいだったんですけど。
カズさんが福岡に来たタイミングで、「福岡に来たらしい。ウミーベって会社を作ったらしい」って話を耳にはしていました。
– take2(筆者)
そこで勧誘された感じですか?
– Niaさん
いや、実はそういうわけではないんです。
僕が2016年の年末に転職しようと考えた時に、wantedlyを見てたら「どこも行きたくないな」と思って(笑)
その時、丁度ウミーベがサーバーエンジニアを募集していたので、Twitterでカズさんに連絡をしてみた感じです。
あら嬉しい。
— カズワタベがのらりくらりと (@kazzwatabe) October 29, 2016
(当時のツイートを探してくださいました(笑))
N「サーバーサイドエンジニア探してます?」
カ「探してるよ」
N「じゃぁ、来週行きますね」
– take2(筆者)
渋田さんはどういう経緯で入社したんですか?
– 渋田さん
僕は元々会社のCTOをしていて、その会社が開発から営業よりの会社になって来て、「エンジニアいらなくね?」となったんです。
その時に丁度、カズさんと飲みに行く機会があって、「うち来る?」みたいな話が出たので、諸々片付けて「じゃあ、行きます」みたいな感じですね。
それが2016年の4月くらいの話ですね。
– Niaさん
他の人もTwitterとかインターンとか結構いろんな経路で入社してますね。
– take2(筆者)
この規模の会社さんだと人材紹介会社さんのサービスとかよりも、ツテでの入社が多いですよね。
– Niaさん
とはいえ、最近はその段階を脱し始めていますね。
最近入社したエンジニアは、僕が面接して東京から来てもらったんです。
– take2(筆者)
その方はどういう風な流れで入社が決定されたんですか?
– Niaさん
まず、Wantedlyから応募がありました。
東京と福岡なので遠隔で面談をしていただき、そこで入社が決まり、東京から福岡に来てもらうという流れですね。
お二人って釣りするんですか?
– Niaさん
今日のウミーベ食堂のアジフライと南蛮には僕の釣ったアジが1匹いるはず…
[補足]ウミーベ食堂
ウミーベ株式会社のスタッフが釣った魚を料理する会
インタビュー当日、たまたま催されていたので、アジフライ、アジの南蛮漬けをいただきました。URL:https://twitter.com/umeebe_kitchen
– 渋田さん
釣具は持ってますよ…
– take2(筆者)
なんか釣りの話になったらトーン低くありません?(笑)
– Niaさん
ちょっと言いづらいんですが、せっかくなので正直に言いますけど、僕の場合、実は釣りそのものに対してモチベーションを持って入社したわけではないんですよね
まとめ
意外なことに「釣り」が大好きというわけではない事が判りましたが、記事が長くなるので今回はここまで。
ウミーベのエンジニアさんの働くモチベーションは一体どこにあるのか?
後編の「【エンジニアのお話編】ITで釣りを釣りを、優しくする「ウミーベ」さんを訪問」もぜひお楽しみください。
< 取材日:2017/12/19 >
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